Interview
大森靖子 ✕ 茶緒あいみ
特別インタビュー
2025年11月、荼緒あいみら23年組が加入したTOKYO PINKオーディションから早2年が経ち、
今回新たに【大森靖子新グループオーディション2026】が発表された。
今回は2021年のZOCオーディション、2023年のTOKYO PINKオーディションとは違い、
初の新グループ結成を掲げたオーディションとなる。
11月14日の夜に告知されてからすでに応募窓口である公式LINEの登録者は
4500人(11月21日現在)を上回っており、改めて“大森靖子”という存在の影響力の大きさが数字に表れる形となった。
さらにZOCXは新アルバム「六姫無双」のリリース発表もあり、SNSでは連日話題が絶えない。
そんな熱気の中、大森靖子と荼緒あいみに前回のオーディションを振り返りながら、インタビューを行った。
インタビュー・文:長谷川 大
11月20日、せこちゃお from ZOCX(大森靖子と荼緒あいみの2人編成)のライブ後、池袋手刀の楽屋にて
- 大森靖子(以下、大森)
- 今日チェキ会で一番多かった感想「MC面白かったですね~」って(笑)。「トーク番組とかやってくれたら芸人くらい面白いです!」「トーク聞きにきました!」って(笑)。
- 荼緒あいみ(以下、荼緒)
- (笑)
しれっと録音はじめてるんで、片付けしながらインタビュー進めますね
- 荼緒
- えー怖~い!気付かないうちに楽屋録音されてる!(笑)。
- 大森
- もしかして、そうやって流出するのか…(笑)。
(笑)しれっと始まっております。まずは2年ぶりのオーディションということで、この2年はいかがでしたか?
- 大森
- 2年かぁ。どうだろう?荼緒は?言っても私は7年やってきての2年だけど、荼緒は2年の2年じゃん。
- 荼緒
- うーん、でも早かったかなあ。どうだろう?1年目が長かった。
- 大森
- 1年目は長かったよね。(前体制のメンバーとは)結局何ヶ月くらい一緒にやってたんだっけ?
- 荼緒
- えーと。2023年11月にデビューして、QUEEN OF TONE TOURが2月とかだから、4ヶ月?でもその4ヶ月がすごく長かった気がする。で、そのあと3ZOCの期間も長い(笑)。
- 大森
- どの時期も大変っちゃ大変だけど、世間的にはどこが一番大変に見えてたんだろうね?一応ちゃんと地獄は見たよね(笑)。メンバーが1人辞めるとバランスが崩れるから、そこからいっぱい辞めることはあるかもなあ、とは思ってたの。グループ活動も長いし、他のいろんなグループとかも見てきたから。けどこんなに?って。そこまでか!って(笑)。
前回のオーディションはどういう目的ではじめたんですか?
- 大森
-
こういう活動がしていきたい!それにならBETできる!そうじゃないとこのままだと自分一人が過労になって死んじゃうって思ったことがあって。それで、「こういうことがしたいです!」って始めたのが前回のオーディション。「いろんな声のいろんな個性の人たちとライブがやりたい」みたいな発想でオーディションをやったから、そういう人がいっぱい入ってきた。本当に『ライブすることしか興味ない!』みたいな人たち(笑)。
荼緒さんもだし、THE PINK MINDSもすごいですよね(笑)。
- 大森
- 本当におかしいんですよ、やる気がありすぎて怖い(笑)。練習もしすぎなくらいで、「やらないで~!」って心配になってこっちが止めるくらい(笑)。
- 荼緒
- 好きだからやっちゃう。
- 大森
-
活動歴も長くなれば、いつかはみんなどこかのタイミングで、10のことを1の力でできるようになっていく。だけど、「10のことを10でやる美徳!!!全員そうしろ!!!」って思っている若さが、みんなすごく可愛いなって思う(笑)。まあ自分もあったなって思うけど、けど、このままじゃ壊れるんじゃないかってくらい、すごいのみんなが(笑)。それが2023年のオーディションで入ってきた人たちなので、今回のオーディションはちょっと方向性を変えます(笑)。
- 荼緒
- 私は厳しくしていきます!
- 大森
- 荼緒が怖い(笑)。そしたら私がそれを「まぁまぁまぁ」って言って、パワハラのイメージを回復させていく(笑)。
- 荼緒
- 私がパワハラかも(笑)。
- 大森
- ハラスメントかは分からないけど、荼緒は“パワー”ではあるよね(笑)。TOKYO PINK FES(事務所主催の定期イベント)のときとか、「私はやってますけど?」ってめっちゃ風吹かせてる(笑)。
- 荼緒
- パワー!めっちゃパワー!
(笑)。では、荼緒さん的にはこういう人に会いたいな、みたいなのはありますか?
- 荼緒
- それこそTHE PINK MINDSみたいに熱い人が見たい。けど多分新しい風を吹かすためのオーディションだと思うから、うーん。なんだろう…なんか変な人たちとか(笑)。
- 大森
- 23年組も十分変な人たちだけど(笑)。
- 荼緒
- 自分とは違うタイプの変な人たちを見てみたい。どんな気持ちで、どんなアイドルをやりたい人が来るのかすごく楽しみ。早く見たい。
たとえ意思疎通ができなくても、それを飛び越える魅力があれば喋りたい
- 大森
- なんか、性格診断あるじゃないですかMBTIみたいな。あれの一番最初がE(外向)とI(内向)みたいなのがあって。炎上してる時にあの診断をやると毎回I(内向)になるの。でも今年はずっとE(外向)だった。
- 荼緒
- えー!はっぴー!
- 大森
-
(笑)。「自分を分かってくれる!安心できる!」みたいな良さもあるけど、「何この人!分からない!」っていう良さもあるじゃないですか。そういう良さも結構好き。だけど、そういう人を受け入れられないメンタルの時もあるのね。別に、受け入れられないから何ってわけでもないんだけど、そういう人と一緒に「新しく何かをしよう!」ってモードにはなれないみたいな。けど今は新しい人たちと喋りたいみたいな気持ちが結構ある。たとえばあいちゃおとかは、本当に日本語が下手なのに意思疎通はできるんですよ。
- 荼緒
- うん!うん!うん!(笑)。
- 大森
- (笑)。でも、なかなか意思疎通が取れない人っているじゃないですか。それはこっち側の問題かもしれないし、言い方とか足りないのかもしれないけど、違う風に思い込んだりすることによって起きる問題とかっていっぱいあるじゃん。そういうのが怖くて、意思疎通できない人を少し遠ざけていた時期があった。でも、意思疎通できない人は怖いけど、意思疎通できなくてもそれを飛び越える魅力があれば喋りたいって最近は思う。
ダメでも、ダメを超える良さがあったら取るしかないじゃないですか(笑)。
では、今回のオーディションの審査の内容について聞かせてください
- 大森
-
オーディションとかっていろんな条件とか書いてあるじゃん、でも別にそれを飛び越える魅力があればなんでもいいんだよね。私は美大受験してたんだけど、同じ美術予備校出身のすごい有名な画家がいて。その人は日本画科に行った人なんだけど、鉛筆でしかデッサンしちゃいけませんっていう試験にボールペンでデッサンして受かってるの。でもそれって試験会場で、「すみません!ボールペン使って良いですか?」って聞いたら絶対ダメって言われるじゃないですか。だから、本当にやり通したいことがあるなら確認取らずにやった方が良いこともある。ダメでも、ダメを超える良さがあったら取るしかないじゃないですか。だから、みんなオーディションの質問とかもあんまりしない方が良いよって思う(笑)。
条件の話で言うと、募集要項の心身ともに健康な方というのがSNSで少し話題になっていましたね。
- 荼緒
- 健康マジ大事!
- 大森
- (笑)。でもそれって別に、健康じゃなきゃいけないってわけでもなくて、不健康だからダメってわけでもない。
- 荼緒
- いや、健康まじ大事!!!
- 大森
- 私よりやばいやつがいる(笑)。
- 荼緒
- でも私は本当に、ZOCXに入って、自分の心が強くなった。
- 大森
- Xにも書いたけど、適正がある人はステージに立てば元気になるよ。だから、あんまり気にせず、やりたいって思った人は応募すればいい。ちなみに、あいちゃおは元から結構強いよ(笑)。
- 荼緒
- …さらに。パワーアップ。でも、みんなに強くなって欲しい。アイドルは全部そうかもしれないけど、特にTOKYO PINKは、強い気持ちがないと本当にやってけないと思う。本当に心身ともに健康は大事。自分の身体を大切にして欲しい。
- 大森
- なんで強い気持ちがないとTOKYO PINKはやってけないって思うの?
- 荼緒
- うーん、だって折れちゃうような出来事とかもたくさん起きるから。たとえば今回は新グループならお客さん0から始まるじゃないですか。小文字とかもそうだけど、「どうやったらお客さん増えるんだろう?」とか。まあそれはTOKYO PINKに限らずどのグループも同じかもしれないけど。
- 大森
- そうだね、それはアイドル全部。
ちなみに大森さんは荼緒さんのどういうところを見てZOC加入を決めたんですか?
- 大森
-
なんか気持ちの強さがおかしかったんだよ、飛び抜けて(笑)。もちろんみんなそれぞれ良さはあるんだけど、荼緒は飛び抜けておかしかった(笑)。ステージに立とうなんて、人生全部晒してそれを良さに変えていこうなんてよっぽど強い気持ちがないとやれない。オーディションに応募をしてくる人たちは多かれ少なかれ気持ちの強い人たちが来るけど、その中でも荼緒はおかしかった。気持ちでも、実力でも、ビジュアルだろうがなんだろうが、本当になんでも良いんですよ。それを押し通せるだけの強さがあると魅力に思えてくる。
今回はどんな人を探しているとかあるんですか?
- 大森
- 私の場合は、特に声とか喋り方にリズムがある人とかが魅力的だなって思う。すごい面白いなって思った芸人さんのインタビュー記事が全然面白くなかったことがあって。あれって普段リズムで喋ってるからなんですよ。なんか面白い気がするから聞けてるけど、文字に起こすと「あれ?なんでこの人はこんなに普通のことを普通に喋っているんだろう?」って。それが悪いとかつまらないとかってことじゃなく、同じ内容でも声とかリズムとかトーンとかはすごく大事で。それは音楽も同じ。みんなで声を出すとかそういうことを仕事にしようとしているわけだから、やっぱり声とかリズムが変な人を探してるかも。
- 荼緒
- 確かに、いまのZOCXみんな早口じゃない?猫はうとか猫はうとか猫はうとか(笑)。たまに競ってんのかと思う。
- 大森
- 猫はうとかなのの会話のテンポが早すぎて、「あれ?なんかこの空間普通じゃないよな?」って冷静になるときある(笑)。
- 荼緒
- ついていけないからこっちが頑張る!
- 大森
- じゃあまた日本語検定受けないと!(笑)。
- 荼緒
- 本当にそうだ!まずはそこからだ!
(笑)オーディションの話に少し戻って。今回は配信とか合宿とかあるじゃないです
- 大森
-
やっぱり、活動してみないと分からない!ってことがいっぱいあって。今までそれを見るほど一緒に過ごしてなかった。なるべく見て分かろうとはしてたけど、それでも分からないことっていっぱいあって。やっぱりグループ活動だから、「この人は魅力的だけどどうしてもグループでやっていくのは難しいな」とか逆に、「音楽的にはステージに立てるレベルとは言えなくても、グループをやる才能あるな」って思う人もいるんですよ。それとか、アイドルをやっていく才能がある人だったり、色んな才能の形がある。そういうところをじっくり見れたら嬉しいなっていうのと、あとはシンプルに合宿っていうものへの憧れ(笑)。
- 荼緒
- わかる~(笑)。シンプルに合宿への憧れ(笑)。でもいっぱい喋ってみたい。オーディション参加者の方たちと。喋んないと。
- 大森
- 荼緒は何喋るの?
- 荼緒
- え、普通に。
- 大森
- 普通に何喋るの?
- 荼緒
- オーディションどう?みたいな(先輩風を吹かせながら)言ってごらん?みたいな
- 大森
- 「ごらん」はパワーだよ(笑)。プレイ。パワープレー(笑)。
(笑)。荼緒さん的にはどういうところを見るんですか?
- 荼緒
- 喋ってれば大体のことは分かるじゃないですか。
- 大森
- かっこいい(笑)。
- 荼緒
- 喋ってて違和感ある人っているじゃないですか。そういう人って、絶対活動の中でどこかで違和感を発揮する気がしてて。そういうのを私が見抜きたいかも。
- 大森
- でも、荼緒が見抜いても、その違和感を面白がっちゃうかもしれない、私が(笑)。
- 荼緒
- そう!そうなの!!!そういうのある!(笑)。
- 大森
- 荼緒が違和感を見抜いても私が「まぁそういうとこもあるけどさ」って庇って、あいちゃおが家に帰って一人「ぐぬぬぬぬぬ…!」って(笑)。
- 荼緒
- (笑)。だから言ったのに!!!あの違和感は本物だった!!!って後から言います(笑)。
ではそろそろ撤収時間なので、大森さんからオーディションに迷ってる方の背中を押す一言を!
- 大森
-
私は地方出身者だからすごい思うけど、たとえば親ってすごい絶対だったし、ずっとここの県に死ぬまでいなきゃいけないんだって当たり前のように思い込んでた。別にそれをすべて投げ出せみたいなことを言うつもりはないけど、「自分の人生だよ」とは思う。まぁ募集要項に色々条件は書いてるけど、こちらも協力できることがあればする。私たちがやろうとしていることは、音楽でお客さんを説得していくっていう仕事なんですよね。だから、自分の周りの人間を説得するところから始まってる。「未成年だから親の許可が、」とか、「今いる事務所が、」とか、こちらが協力できることがあればするから、踏み出してみて欲しいかな。
ありがとうございます、では最後に前回合格者の荼緒さんからオーディションの必勝法を!
- 荼緒
- 必勝法!?えー、私気持ちだけなんで…うーんなんだろう。パワー。気持ちのパワーだけで死ぬほど練習したし、、パワー…。
- 大森
- ZOCX、TOKYO PINKがちょっと特殊なところはやる曲が私の曲だから、どのくらい練習したか?とか、多分他のグループ以上に私が分かっちゃうんですよ。曲のこの部分を理解して、表現しようとしてくれているんだなとか、出来てなくても何時間くらい練習してくれたんだなとかって全部すぐ分かっちゃうんですよね。「練習した人が偉い!」ってわけでもないけど、うちみたいにそれを見てくれる人がいる環境っていうのは、意外とあんま無いかも。
- 荼緒
- 確かに。
では荼緒さん的にはとにかく練習、と。
- 荼緒
- とにかく、練習、パワー。
- 大森
- ねえ(笑)。荼緒ほんとに怖いよ(笑)。
- 荼緒
- でも、本当に受かりたかったら、普通にやると思うから。そういう人が残るんじゃないかな?って思う。当たり前に。
- 大森
- なんでさ、そこだけ急に怖い倒置法使うの(笑)。当たり前に(笑)。
- 荼緒
- だって当たり前だもん、本当に入りたかったら。
- 大森
- (笑)。ぜひ応募してきてください(笑)。
ライブでお疲れの中遅くまでありがとうございました!
- 大森・荼緒
- ありがとうございました!
